作品を作ったけど、いくらで販売したらいいのかわからない。
という人の悩みを解決します。
値段設定を間違えて損するパターンありますよね。とくに初心者は値段を安く設定しがちです。
実際、私は適当に値段を決めて損していましたが、値付けのコツをつかむことで収入が増えました。
この記事を読むと、値付けで「損」することはなくなりますよ。
ハンドメイド作品の値段の付け方
ハンドメイドの作品の値段は、
この基本の式にあてはめて付けます。
原価の出し方、利益の決め方については、これから詳しく解説していきますね。
値段の付け方「原価」
原価に含めるものは、
- 材料費
- 梱包資材費
- 仕入れの送料や交通費
- 電気代や道具代
- あなたの時給(※)
です。
作品を作るためにかかった費用は全て原価に含めましょう。
1作品の原価を出す方法は、
(※)私の場合は、住んでいる都道府県の最低賃金を参考に、その金額から自分の技術料を換算して設定しています。
値段の付け方「利益」
一般的に販売価格は原価の3倍といわれていますが、私の場合は、自分の作品が高値で売れるジャンルかそうでないかリサーチして決めています。
実際に、SOLD OUTしている作品や購入者が多い作品を見れば、どれくらいで売れているかわかりますよ。
高値で売れそうなものは「原価の3〜4倍」、安くないと売れにくいものは「原価の2倍」にしています。
例えば、
- プレゼントに使うもの
- 特別なイベントに使うもの
などは高値で売れやすいもの。
実際に、自分がプレゼントする、特別な日に使いたいものって値段を高く設定して探すし、少々高くても買いませんか?
このようにリサーチして決めると、「もっと高く売れたかも?」と後悔することがありません。
注意してほしいのが2倍以下にしないこと。
趣味でするならいいですが、利益を出したいのなら安売りは厳禁です。
販売手数料を忘れずに含める
販売手数料は販売者が負担します。
例えば、minneとCreemaでは
Creema 10%
の販売手数料が設定されています。
だいたい1割程度を引かれるので、忘れずに販売価格に含めましょう。
ハンドメイド作品の値段の付け方の例
実際に数字を入れて解説していきます。
私が「安くしすぎ」て失敗した例も紹介するので参考にしてくださいね。
販売価格と利益の計算例
原価が500円の場合(販売価格が原価の3倍、販売手数料10%の場合)
原価500円×3倍=1,500円(販売価格)
1,500円のうちの10%の150円が販売手数料として引かれるので、利益は850円になります。
これを基本の式【原価】+【利益】+【販売手数料】=販売価格に入れると、
となります。
販売価格が「安すぎた」例
実際に私は安くしすぎて、
- 逆に売れなくなった
- 売れていたものも安くしないと売れなくなった
- お客さんの質が下がった
と感じました。
「安くしすぎる」ことは、利益にならないのはもちろん、「何か安い理由があるんじゃないか?」と怪しまれて買い控えられたり、一度「安いイメージ」がついてしまうと、他の作品も安くしないと売れなくなります。
安くしたことで、メリットは1つもありませんでした。
売れなくて在庫が増えて困っているという人は、
- ◯点で◯%OFF
- 季節のセール(サマーセールなど)
で売り切りましょう。
損しないハンドメイド作品の値段の付け方 まとめ
値段の付け方について解説しましたが、計算は簡単だけど面倒くさいんですよね。
でも、ちゃんと計算して販売価格を出さないと、「損」をします。
自分の作品のジャンルをしっかりリサーチして、適性価格をつけることができれば、「損」をすることはなくなりますよ。
ハンドメイド販売でminneとCreemaを迷っている人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。